オルト矯正(ORT矯正)
症例写真

No.02

歯並びがガタガタしている

10歳 女児

治療経過を写真でみる

■ 正面

Before

2021.5.22

After

2022.9.3

横の歯が見えなかった歯並びが、全体的に歯列が広がったことで横の歯が見えるようになりました。

■ 側面とあご

Before

2021.5.22

After

2023.7.8

治療開始前と、現在経過観察中の歯列を示しています。
左上の前歯の位置が大きく改善されました。
上下両側5番(小臼歯)が1本ずづ先天性欠損のため、今後経過観察とともに
成人を迎えるタイミングで補綴物を入れることの計画しています。

■ 気道

Before

2021.5.22

After

2022.10.1

治療開始前と終了後の空気の通り道である気道体積を示しています。
初診時には赤く細かった気道部分が、終了時には緑から黄色に太く成長しました。
これは顔面が正しく前方へ成長したことにより得られた気道の変化です。

年齢・性別
症状
上下叢生、上下V字・狭窄歯列、上下左右5番の先天性欠損、舌小帯・上唇小帯が短く異常である、習慣性の口呼吸
原因

根本的な原因は舌小帯が短いことで舌が正しく上顎全体に位置することができず、
歯並びがV字のように狭窄している。
舌が下に下がってしまうことで、口があき、それによって習慣的に口呼吸になった。
舌正しく機能しないことから、間違った嚥下が習慣になり
さまざまな代償性原因に繋がり、結果的に歯並びが悪くなってしまった。

治療内容

全体:1年3ヶ月のトレーナープログラム
(3ヶ月間は1週間に1回の来院・残り1年間は1ヵ月に1回の来院と、装置の調整で2週間に1回来院)
根本原因の改善:舌小帯・上唇小帯の切除
代償性原因の改善:舌・口唇・嚥下・姿勢を改善させるためのトレーニング
トレーニングと平行してバイオブロックを2回使用(1回の使用は4か月間)
1年3ヶ月後は、保定装置を使用

治療費
374,000円(税込)※毎回再診料5,500円別途
動的治療期間
1年3ヶ月
リスク・副作用

・歯の移動に伴って痛みや違和感を感じることがあります。
・オルト矯正(ORT矯正)治療は本人のやる気がなければ成功しません。
・終了後も口腔筋機能が正しく保持されない場合に後戻りをする可能性があります。
・歯の移動により歯肉が退縮することがあります。
・治療期間は個々の歯並びの重症度によっては治療期間が延びる可能性があります。
・本人、ご家族のコンプライアンスが得られない場合に治療を中断することがあります。

治療に用いた主な装置

マイオマンチー、マイオブレース、バイオブロック、フェイスマスク

抜歯部位
なし
担当医師
井上敬介
担当トレーナー
石田奈津美