新入学・進級・新社会人・新年度 新たなスタートの方も多いと思います。 生活習慣が変わると、慣れない環境で体調を崩してしまったり、 頑張りすぎてしまって、疲れやすくなったりすることも。
新しい環境の中でも、何か一つ自分が安心できるもの、 リラックスできる場所、気分があがるものが身近にあるといいですよね。
普段使っている歯ブラシをちょっと良いものにしてみるとか、 枕カバーやシーツを肌触りの良いものに変えてみるとか、 好きな香りのハンドクリームを使ってみるとか。
今日は、ハンドマッサージについて。 歯医者のホームページの記事なのに、なぜ、「ハンドマッサージ」なのか・・・。
ペンフィールドのホムンクルスというのをご存じですか?
脳科学者のペンフィールドという人が考えた人形で、 人の体のそれぞれの部分に対応する脳の割合を3次元的に表現したものです。
手が非常に大きいというのがよくわかると思いますが、 これは脳の中で手を司る部分の割合が非常に大きいということを示しています。 ですから、手先をよく使って刺激することは、脳を活性化することになるので、 ハンドマッサージはとても有効だといえます。
手の次に目立つのはどこでしょうか?
唇と舌が大きいですよね。 唇や舌もとても敏感な器官です。髪の毛一本でも、違和感をおぼえるほど敏感です。
美味しいものを食べ、会話を楽しみ、スキンシップと笑顔にあふれることは、 脳への刺激がとても大きいということです。 小さなこどもの成長だけでなく、お年寄りの健康寿命の増進のためにも、 手と口、舌の感覚を意識することは、とても重要です。
そこで、ハンドマッサージです!
ハンドクリームを塗りながら、さするだけでも気持ちいいですよね。
特に、親指のつけ根あたりを、ゆっくり揉んでみたり、 手首のあたりをやさしく揉んでみたり、 指を一本ずつ軽く握ってグリグリ揉んでみたり 指の付け根の水かきみたいなところを、そっと揉んでみたり。
先日、『親子でリフレクソロジー』の体験会をおこないました。 親子でふれあいながら、気持ちよく疲れずに続けられるマッサージの仕方をお伝えしました。 今後も、機会を設けて、このような体験会を開いていけたらと思います。
親子でお互いにマッサージしあうと、なお効果的!
手軽に自分でマッサージできるのもいいけれど、 親子のスキンシップを兼ねて、親子でマッサージしあえるといいですね。
『手当て』という言葉は、その文字通り手を当てること。 おたがいのやさしさを肌と肌で交換しましょう。
口や舌のトレーニングも一緒に!
手とともに、感覚器官の大きな存在である口と舌。
お口の中で、ほっぺの内側から舌をグッと伸ばして刺激したり、 お口の中で、すべての歯の周りを舌でなぞってみたり、 思いっきり舌を前に突き出して、あっかんベーしてみたり
手・口・舌の感覚を研ぎ澄まして、脳の活性化をしてみませんか?
文責:杉田美由紀